|
|
最近『北村 謙 Banjo ひとり旅』が変わりました。 どんな風に変わったかと言うと、Banjoの弦がスティールからナイロンに変わったのです。 Banjoに弾き語りで唄うときに、やさしく歌をバックアップしてくれる感じが 余りにも良かったので、思い切って変えてみました。 そういえば僕の周りでナイロン弦の良さを再発見している人たちが増えてきています。 やさしく心に染みるサウンドに誘われるのかもしれません。 スティール弦ほど種類はないモノの、それぞれに特徴があります。 僕も3種類くらいの弦を使っています。 中でも使いやすいのがAquila(アキーラ)のナイルガット製バンジョー弦。 「ナイロン弦は伸びてチューニングが合いにくい!」 「ナイロン弦は好きだけど、テンションが弱すぎる!」 「ナイロン弦は音にハリと芯がない!」etc. の問題点を解消した、実に素晴らしいナイルガット弦です。 Old Time Poco-Poco Sound派の皆さん 一度使ってみてはいかがですか? エンドループの作り方です。 |
|
ナイロン弦の場合エンドループだけでなく、ペグにもノンスリップの巻き方をする
必要があります。言葉では説明しにくいのですが、図を見て巻き方に慣れてください。 スティールのようにペグ穴に一度通しただけでは、弦が滑って 一生チューニングは合いません。必ずノンスリップの巻き方をしてください。 ![]() |
|
スティール弦からナイロン弦に張り替える場合、以下の部分に手を加えて やる必要があります。 ●ナット 1〜3弦は(特に1 ・2弦)ナットの溝が細すぎて入らないことがあります。 溝を広げてやればいいのですが、深さはそのままで、幅を広げます。 サンドペーパーの二つ折り・専用やすり・のこぎりなどの道具が必要です。 自信がないときはビルダーに頼むことをお勧めします。 ●ブリッジ こちらもナットと同じように、溝を深めず幅を広げる必要があります。 ●5弦ピップ こちらもナットと同じように、溝を深めず幅を広げる必要があります。 ●5弦犬釘カポ スティールと違いナイロンは5弦の太さも、極端に太いです。 そのため指版と釘との隙間(弦のはまるところ)を広げる 必要があります。また釘と元の当たる箇所を綺麗にペーパーで 磨いておきましょう。挟む回数が多くなると弦に傷が付いて 結構良く切れます。 スティール弦からナイロン弦に張り替える場合、この辺りを 改造してやる必要があります。 |
|
|
|