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雪の道

山のくらし、少年山荘は雪に弱い。

雪が降り出すとBSがだんだん意識を失っていく。いつだったか家族が楽しみにしていた
『冬のソナタ』
の最終回。良いところで意識を失い始め、終わりの頃は
『冬のどなた?』
状態になっていた。
もう一つ。雪が降る様な荒れた天候の時は冬でも雷が鳴るときがある。山の向こうの方で
『ぴかっ』
っと光ったりするともう大変。ADSLが止まる。
これは雨でも同じ事ではあるが・・・。止まる。
人に話すと
『雨とか雪でインターネットは止まらへんで!』
と言われるが止まる。確実に止まる。
なぜかというと山に雷が落ちて電線を高電流が逆流すると、本局がやられてしまうのでそれを防止するために故意に切られてしまうのだ。
トカゲの尻尾みたいにプツンと。
山に暮らし始めたのはインターネットが活用出来るようになったから。デザイン原稿や、少々の打ち合わせはこれで出来てしまうから、
『これからの時代は田舎に住んで街と仕事をするやで〜!』
のつもりだった。しかしそう思っても、整備は街から行われるものだから今のシステムに甘んじるより仕方がない。
スピードは遅い。光は届かない。あぁ、もっと光を〜。
それだけではない。雪が降り出すと山の下まで車を降ろしておかなければ、明日の仕事に差し支える。
明日、車を使う時間と天気予報を見比べて(少年山荘は北陸の天気を見る。決して滋賀県北部ではない。)判断する。
判断を誤れば謝っても済まない事になる。
先日の大寒波の時、岸和田の仕事を終えて京都泊のつもりであったが、雪が降っていないのを良い事に少年山荘まで帰ってきた。
ほんの2〜30分の間に積雪15B。慌てて準備をして再度京都に向かった。
僕の車は4WDまだ今期はスタッドレスに履き替えてはいません。だから運転は慎重の上に慎重を重ねてノロノロ。
国道161号を大津に向かってみんなもノロノロ。ソープランド街の煌びやかな直線で、何台か後ろにいたT社の車が我々の列の横を
『雪を蹴立ててビューン!!!』
恐らくスタッドレスを履いた4WDだと思います。
『退け!退け!退け!おまいらこのくらいの雪でなにをノロノロ走っとんじゃ〜!!!』
と言わんばかりにとんでいきました。確かに雪はもう僅か、けど道路にはどんな危険が待っているかはワカリマセン。
慎重の上にも慎重を重ねてノロノロノロノロミノロノロ合わせてノロノロムノロノロ。
と次の交差点に差し掛かると、サッキとんでいった車が縁石ガードレールに突っ込んでる。
たった何Bか積もった雪。自然の方がやっぱり強い。その時思いました。
ナメタラアカン。
どんなに性能の良いタイヤや車が作れても、どんなに運転が上手くても、謙虚な姿勢がなければ自然は容赦なく襲いかかると。
そう思いませんか?便利になった世の中。
自分の暮らしの中に一つくらいは不便な部分を残しておきましょうよ。
さぁ、今夜も表の水道をちょろちょろと出しておきましょ。