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Banjoのひとりごと35 Banjoのひとりごと36へ |
言魂
「こちらが突き出しのホウになります。」
こんな言葉が使われだしてどの位になるのでしょう。
美味しいものを食べに行っても興ざめしますよねぇ。
人によると
「そんな店に行かなければよい。」
と言われます。
けど、知らない土地や初めての店にはいるときには解りません。
店の作りが良いからと入った時は余計に嫌になります。
何年か前に、僕と友人が昼食を取るために入った大衆食堂風のチェーン店。
60がらみのおじさんに、サービスをするべくやって来たウェートレス。
ウ「いらっしゃいませ〜〜〜ぇ。」
お「・・・・・・・」
ウ「ご注文のホウ確認させていただきま〜〜〜すぅ。」
お「・・・・・・・」
ウ「○○がお一つ、○○がお一つ、○○がお一つでよろしかったですかぁ?おかず?温め直されますか〜ぁ?」
お「ウゥ・・・をいっ!! 君はどこの国の人だ!?」
ウ「なにがですか?」(素に戻っている。)
お「その言葉遣いはなんだ!心がこもってないぢゃないか!?サービス業をなんだと思っているのだ!?店長を呼んでこい!」
ウェートレスは、このおじさんが何にそれほど腹を立てているのかが解らないまま店長を呼んでくる。
店「はぁ?」
この店長もおかしい。どうしようもない。
お「ここの店は、従業員にどんな教育をしているのだ!?」
店「・・・なにかあったんですか?」(こいつも素。)
お「言葉遣いがなってないぢゃないか!?」
店「そうですか。」
暖簾に腕押しみたいな遣り取り。
僕らはクスクスと笑いながらご飯を食べて帰り際レジで
「¥840円になります。千円からお預かりします。」
ときっちり言ってくれました。
このおじさんほどではないにしろ、それから暫くは言葉遣いが気になって気になって・・・。
最近はそうでもなくなりました。
こんな言葉に慣れてしまうのは嫌なので、違う国の人だと思う事にしたのです。
ほら、アメリカの人やイギリスの人に片言の日本語で
「京都駅ハドコニゴザイマスカ?教エテクレサイ。」
と言われても腹が立たないでしょ。
そうでも思わないと、腹が立って腹が立って。
ラジオで話しているせいなのでしょう。正しい日本語の表現を心がけています。
「言語学者の話によると言葉はこうして変わっていくらしいのですが、僕は古いと言われてもちゃんとした日本語をいつまでも使って行きます。」
決して
「言語学者に聞いたんですケレドモ、言葉はこんな風にして変わって行くんだそうです。僕は古かろうがちゃんとした日本語のホウを使おうと思っています。」
などとは言いいません。
言葉は言魂(ことだま)魂があるのです。
日常生活においても、家族間においても、心を通わす言葉遣いが大切だと最近つくづく思うのであります。
