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街が泣いている

 
街がひっそりしている。何故か活気がない。

以前に飲食店舗のプロデュースをしていたり、自分でも飲食店経営の経験があるためか、
飲食店の活気の無さがとても気になる。

以前、26の大丈夫?で書いた駐車禁止取り締まり強化が大きな影を落とし始めて来ている。
これまでお昼の時間になるとお客様が表に並んでいたような繁盛店も、今は2〜3組の姿しか見えない。
大きな道に面して、古くから続けてきたおじさんおばさんの経営する店は
そうは永く持ちこたえる事は出来ないであろう。
店の近くに100円パークや駐車場のあるお店は兎も角、これまで天然の駐車場状態であったところは
余計に大変である。
「私が気を付けて見てますから。」
と言う女将さんの言葉には悲壮感が漂う。
何か方法を講じなければ、食堂や喫茶店ラーメン店まで、京都の食文化の底辺を支えてきたお店が消えていくのも
そう遠くはないだろう。
このままの状態が続けば、大きなファミリーレストランチェーンしか残らない事になりそうだ。
ファミリーレストランが悪いとは言わないが、冷凍食品や簡単に調理できる、セントラルキッチンで作られた食品が
本当の食文化を語れるのだろうか。
国民が腹さえ減らなければ、何を食べていても良いというのだろうか?
食も何もかも含めて、文化のあるところには文明はない。又、文明の発展するところには文化はない。
一体この国は何を考えているのだろう。
車には運転手が付いていて、食事をするにも何をするにも、玄関から玄関しか移動した事のない様な人間には
こんな苦悩は解らないだろう。
お金は有り余るほどあるのに、車停め放題の議員会館で食事する人には、駐車場を探す事の大変さは解らないだろう。

僕は決して駐車違反を肯定している訳ではない。
経営者たちの声に耳を傾け、パーキングメーターを設置するのはどうだろう。
昼食時の1時間は、これまで警察の取り締まりも大目に見ていたのだから、安い料金で停めさせてやれば
解決するのでは無いだろうか?
設備に金がかかるというなら、退職者を募って
『駐車違反監視員専門監視員』
と言う職業を作ったらどうだろう?
食事をしている間、食堂の前で監視員の来るのを監視してくれる職業である。
監視員用の監視カメラを取り付けて、自衛策に打って出た飲食店があるのだから
それもいいだろう。退職者には雇用の促進にもなるし。
こんな話をし出したらキリがないし、すべてが冗談になってしまう。

冗談では済まない飲食店の皆さんの為に、市電の復活というのはどうだろう。
これなら街の真ん中に出かけるにも、周辺に出かけるにも便利である。
パークアンドライド方式にして、周辺の大きな駐車場から市電に乗って目的地に行く。
それなら環境にも優しいし、第一京都らしい。
問題はこの計画を小さな街の飲食店のために推進してくれる『正義の味方』が出現するかどうかである。
一刻も早く!

広島で、懐かしい京都の市電に出会ってこんな事を考えた。