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品格
京都には島原という郭がある。
元々この郭は京都の中心部、柳の馬場(万里小路周辺)にあったと聞いている。
現在も大門の横にある柳がその名残だそうだ。
町中に郭があると言う事は、いつの時代もおかみさんたちの気持ちを逆なでする。
それ故だろうか、現在の島原に落ち着く前には、六条・朱雀野を転々としている。
ある時遊女が、時の帝に
「私も、あんたの奥さんが乗ってはる、綺麗な駕籠に乗ってみたいわぁ。」
と言ったとか言わなかったとか。
「なんや、そんな事かいな、よっしゃよっしゃ任しとき。」
とこの帝。
遊女に余程もてたかったのか、それとも入れ込んでいたのか、奥方の乗るような駕籠を手配してやったそうな。
ところが悪い事は出来ないモノで、それを奥方に見られてしまったからさぁ大変。
「町中にこんな郭を置いとくさかい、あかんのやんかいさぁ〜!」
逆鱗に触れてしまった。そして、その日のうちに郭は現在の場所に強制移転させられてしまいました。
その様子が、2年前に起こった島原の乱のようだったので、この地は島原と呼ばれるようになったとか。
こうして歴史になってみると、結構面白いモノがあるけど、
いつの時代も男は女にもてるために、イヤ自分の幸せのために立場や職権を乱用する動物なのでしょう。
職権乱用。
うっかりするとやってしまいがちです。僕も無いとは言いません。
自分がどんな役職にあろうと、どんな立場に居ようと
『役得』
程度に止めておく、けじめが必要です。
人に見られて仕事をしている時より、人に見られていないところで如何に誠実に生きているかと言う事が、
その人の品格を創っていると言えるのではないでしょうか?
人に見つからなければ、このくらいの事。や、こうしておけば見つかっても何とか言い訳が立つ。
と、陰でやってしまうのは、自分に甘いからでしょう。
煙草のポイ捨てや酔った勢いで立ち小便してしまうのも、議員宿舎に愛人と暮らすのも一緒。
賄賂・賄・袖の下・隠蔽工作etc.
堂々と胸を張って、人前で言えますか?
年末に車で走っていて、長い行列が出来ているのを目撃しました。
寒い中、若い男が並んでいるのを見て
「パチンコか。このあわただしい時期に時間が余ってるんやなぁ。」
と思ってよく見るとその行列の先には、なんとピンクサロンがあるのです。
幟には大きな字で、
『通常¥5000のところ、本日¥1900!』
と書いてありました。時間は5時前、顔がはっきり見えていたので4時前かも。
みんな思い思いに漫画を読んだり、音楽聞きながらにこやかに並んでます。
あぁいう処へ行くなとは言いませんが、本来コソコソっと行く処でしょ。
もう一寸恥じらいがあっても良いのではないかしら?
本能の赴くまま欲望の赴くままで、確かに堂々とはしています。
陰に隠れて悪さしてるよりは素直かも知れませんが、
人としての品格は全く感じられませんでした!
この先、この国はどうなっていくのでしょう?
情けない!どいつもこいつも。
