Banjoのひとりごと76                

流通

 

昨日は丸1日お休みで、この4日間の疲れを癒そうと思っていたのに・・・。

朝から結構良い目のメロディを思いついたモンで、気が付いたら10時間くらいBanjoを弾いてしまっていた。
そのせいかボーットしてる。
4日のうち2日までが土砂降り、こんな事も珍しい。晴れ男も地球温暖化には敵わない。
今日と明日の天気を調べようと、朝からテレビを見ている。
今日は東京ツアーの最終日、高田馬場グラスオニオンでのライブを残すのみ。
明日は山桜の咲く少年山荘に帰れる。

たくさんボタンの付いたリモコンを触っていても、なかなかデータ放送に辿り着けない。
天気予報の時間が来るまで観ていることにした。

話題は静岡のしらす。大漁のしらすを船から港に上げる瞬間、桟橋で待っていたおばさん達が走る走る。
なんでもしらすは鮮度が落ちやすく、一刻も早く競りに掛けて加工場に持ち帰り湯がかなくてはならないとのこと。
ご存じかとは思うがしらすは生・釜揚げ・しらす干し・縮緬じゃこと4種類がある。
それぞれに旨いのだが、僕はまだ生だけは口にしたことがない。
他のは兎も角、僕の目には生のしらすが旨そうに映っている。
流通の加減で、最近では東京でも生のしらすが食べられることを告げて番組は終わった。

あ〜ぁ、食べられるとしても東京かぁ、静岡の仕事ないかなぁ・・・。ところへお迎え。

今日は東京の仲間と昼食をとって、そのまま高田馬場へ乗り込む作戦。
3泊世話になった義弟に挨拶をして、いざ出発。
目指すは大泉学園前、車で約30分。
そうまでして出掛けるのは、前回ここで旨い魚を食べさせてくれる店を見つけたからだ。
めっぽう安い。前回は穴子の天ぷら定食(茶碗蒸し・サラダ・ご飯・香の物付き¥980)に驚かされた。
でっかい穴子の天ぷらが、この値段で7つも付いていた。勿論新鮮で旨い。
もう一人は金目鯛の煮付け定食(茶碗蒸し・サラダ・ご飯・香の物付き¥1200)
何もここまで来てとは思ったが、舞鶴港で獲れた天然鰤の刺身を単品で頼んだ。
¥550で大きな切り身が7切れも付いていた、ここの店主は7切れが好きだ。
これだけで30分掛けて大泉に出向く価値は十分にある。

さぁ、今日は何を食べようか?とメニュウを見ると、なんとしらす丼がある。
待て待て、値段(¥880)から想像するときっとこれは釜揚げのしらす丼だ。
マァエエか、テレビで見たよしみでこれにしよう。もう一人は炙り鯖定食。
「今日も天然鰤あるぞ、これもいっとこか?」
釜揚げしらす丼では納得出来ないことを予想。保険を掛けておいた。

待つこと暫く「お待たせしました。」と運ばれてきたのは、な・な・なんと生のしらす丼ではないか!
酢飯の上に僅かのノリと大葉を敷いて、その上に生のしらすがドンと乗っている。
これがホントのしらすドン。なぁんて。
ホタテの煮付けと玉子焼きも乗っている。
旨そ〜う。のぞきにショウガ醤油をつくり、ご飯としらすを適量にとったものを付けて、さぁ世紀の一瞬。
旨い!旨い!これが生のしらすの味か!
鰤には目もくれずに喰ってしまった。

静岡へ行かなくては、しかも春の旬にしか食べることのできないしらす。
東京でこんな鮮度を保ったしらすを食べられるなんて、恐るべし流通。
この日ばかりは地産地消に目をつぶる。

そのうち関西でも出回ってくるでしょう、ヒョッとしたらもう出回っているのかも。
関西で食べられる様になる頃には、有り難みも失せてしまうかも。

良いしらすは求められるがまま、値段の高い中央へ中央へと送られてゆく。
いずれ僕も静岡へ唄いに行くことでしょう。そしたら地元でしらす丼を食べて見るはず、そして一言。

「やっぱりしらすは大泉に限る!」
       なぁんてことになるのかしら?